ウエスタンレッドシダー知って得する豆情報!(3)
■木材の「吸湿効果」と「断熱性」についてお話しします。
木は伐採され製材されて木材となります。木は木材となるまでに自らの持つ水分を放出していきます。自然乾燥されたものはその材の置かれた湿度環境によって水分含有率が異なります。そして違う場所に移動させるとその湿度環境にまた合わせ水分を吸ったり吐いたりして変化していきます。
無垢の木材が縮んだり、割れたり、膨らんだりするのは、生きている証拠なのです。
木材は湿度の高い梅雨時には水分を吸ってくれます。そして秋から冬にかけての乾燥する時期には水分を放出してくれるのです。木材は自然がくれた優れた空調設備ではないでしょうか。
そしてもう一つ木材の大きな特徴として断熱性があります。
夏は涼しく、冬は温かい木材の長所それは細胞の中に空隙(空気層)が在るためです。空隙とは現在多く使われレッドシダーの柔らかな色ているペアガラスの空気層のようなもので、すなわち外気の当たる面と室内側の間に空気がある事で熱伝導率を和らげる効果があるのです。
ウエスタンレッドシダーの熱伝導率は0.09と発表されています。ウエスタンレッドシダーはサウナの中の木材によく使われています。熱が伝わりにくい性質と水分に強く耐久性のある性質をうまく利用しているのですね。