スタッフ日記
カナダのリン・キャニオン・パーク
カナダ西部、ノースバンクーバーにあるリン・キャニオン・パークへハイキングに行きました。
住宅地のそばにあり、総面積250haの広大な自然が 地元の憩いの場となっています。
レッドシダーやダグラスファー(米松)などの常緑樹が育つ森の中を めぐるようにハイキングトレイルが整備されています。
メインは高さ50メートル、長さ48メートルのつり橋です。
同じエリアに有名な吊り橋キャピラノがありますが、
このリンキャニオンにも立派な吊り橋があります。キャピラノほどは長くありませんが、リンキャニオンの吊り橋は無料!
無料ほどありがたいものはありません。
遊歩道を歩いていると そこかしこに写真のようなベンチが置いてあります。
もちろん材質はカナディアンレッドシダー!
レッドシダーはカナダで最もポピュラーな建材というだけあって こうして生活の至る所でその恩恵にあずかることが出来ます。
座り心地は抜群! ホッとする憩いの場を提供してくれます。
吊り橋と森林浴を楽しんだ後は キャピラノ湖へ向かい、開放的な水辺の雰囲気を楽しみました。
天高く抜ける青空と雄大な森林が湖面に映し出される様は、一緒に行ったカナディアン曰く、典型的なカナダらしい風景だね との事。
暖かい時期には湖畔で結婚式が催されることもあるそうですが、この雄大な景色に囲まれて幸福感が増しそうです。
なんてロマンチックなんでしょう! 羨ましい・・
湖にはダムが併設されていて、発電をしています。
驚いたことに バンクーバーの電力は全て水力発電で賄われているそうです。 森と山に囲まれた立地では、水資源が非常に豊富です。これを上手く利用することで 莫大な電力を生み出しているのですね。
自然に敬意を払うことで都市生活が成り立っているというのは、大都市と深い自然が調和しているバンクーバーの象徴的な一面ではないでしょうか。
エネルギー効率の意識が高まっている今の日本にとって、とても参考になる街ですね。
Yoko from Canada